タイトル リザラズ自伝を教えて頂いて。

kiwamiさんに教えて頂いて遅ればせながら少し調べてみてます。
ある程度までしか辿り着けないのは目に見えてますが。

ビセンテ・リザラズBixente Lizarazu
1969年12月フランス・アキテーヌ地域圏ピレネー=アトランティック県サン=ジャン=ド=リュズ出身

1988-96年ボルドー
1992年11月フィンランド戦でA代表デビュー
1996-97年アスレチック・ビルバオ
1997-04年バイエルン・ミュンヘン
1998年のフランスW杯、2000年のEUROではフランス代表の中心選手として活躍
2004年マルセイユ
2004年のEURO終了後、代表から引退。 A代表通算97試合出場、2得点
2005-06年バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)
2006年シーズン終了とともに現役を引退

1996-1997年アスレティック・ビルバオでプレー。ビルバオはバスク人のみで構成される「バスク純血主義」を現在も貫いているクラブだが、リザラズ自身はバスク地方の出身ではあるがスペイン国籍ではなくフランス国籍のため、結果的に「ビルバオ史上初の外国籍選手」となった。






本題。
バスク出身のフランス人リザラズはバスク純血主義のビルバオに在籍してから、バスク地方の独立を求める過激テロリスト・グループETAからの武器購入の資金援助を脅迫されているそうです。リザラズがバスク出身という事は知っていましたが、フランス代表デビューしてからビルバオに在籍していた事は知りませんでした。もちろん脅迫されている事も。

ETAの言い分は「リザラズがフランス代表で得た金はパイス・バスコ(バスク地方)から奪われた金だ」という事らしい。
フランス人である彼がバスク人としてビルバオでプレーする事が問題なのか、バスク人である彼がフランス人としてフランス代表でプレーする事が問題なのか。同じバスク出身(ビルバオ)でありながら一度もバスクのクラブに在籍した事がないガイスカ・メンディエタは、「バスク人がバスク以外でプレーするということは、僕らサッカー選手には珍しいことでも何でもない」と言っている事から、恐らく前者が問題なんでしょう。
だけどETAの言い分はまるで逆のようにも取れる。前者があり後者があるという事か。
もちろん筋なんて通っていないからこそ脅迫なんだけど。

***

かなり古いのですが2001年の「ぴあトークバトル」の一節。
(http://www.pia.co.jp/hot_sports/talkbattle/vol12_1.html)

金子:彼(リザラズ)、苦労してますからね。あの、アスレティック・ビルバオってバスク人しか取っちゃいけないチーム。リザラズは一応バスクの人間なんですけど、国籍はフランスじゃないですか。史上初めての外国人なんですよ、アスレティック・ビルバオの。で、メディアやファンから……。
水沼:みんなに何か言われるの?
金子:そう、袋叩きに遭い、で、結局1年間で出ちゃうんですけど。そこでの経験がものすごく自分を人間的に成長させたっていうことは言ってましたよね。
水沼:デシャン(元フランス代表、バスク出身)もそんなような感じなんでしょ?
金子:スペイン・バスクはサッカーがめちゃくちゃ盛んなんですけど、フランス・バスクは完全にラグビーの町なんで、サッカーをやっている人間がまず少数派ですし、その段階でマイノリティの苦労を味わっていますからね、彼ら。

***

この記事からも伺えますが、「スペイン」「フランス」の前に「バスク地方」ってのが先に立ってるのでしょう。バスク的に言うと「ここはスペインでもフランスでもなくバスクだ」って事なんでしょう。ですが公式(?)には2つの国をまたぐように位置してるので国籍は当然「西人」「仏人」になると。こう聞くと私なんかは「どうでもいいじゃん」なんて言いがちなんですが(日本だって北と南じゃルーツは全く異なってきますけどね)、バスク人の特徴として、住人の約80%がRHマイナスという血液を持っているとか、頭蓋骨の上にもう一つ骨がある(現在は退化(?)して空洞?)とか聞くと『国境』ってものがどれだけ理不尽で非合理なものかと思えてきます。過去の領土争い(ここら辺は曖昧^^;)だかなんだか知りませんが、こういった民族紛争が今も続いている地域はほぼ100%過去のツケが歪みとなっています。

中央独裁政権時の圧政に反旗を翻しバスクの誇りと独立を!って言えば聞こえは良いですが、今やっている事は間違いなくテロであり恐喝。これまたカルチョの時とリンクするんですが、こういった事にフットボールが使われる事には苛立ちを感じますが、同時にそうでなければこんな問題を私は知りもしなかっただろうと思うと、何事にも標的にされがちな欧州フットボールの根付き方を羨ましく思ったりもします。

『下部組織だったら北に行け!』
こう言われる程、下部組織の育成に力を注ぎ良い結果を生み出し続けているスペイン北部。
当然そこには「純血主義」という理由が存在するからこそだと予想できます。外国人選手のみならず、スペイン人(自地域以外の、特に中央)までもチームに属する事を許さない(これはビルバオのみ、ソシエダは外国人はOK、パンプローナのオサスナは何でもOK)以上は自分たちで優秀な選手を育てるしかないのです。
フットボールの面からだけ見るととても興味深くて、こんなチームがインフラ導入しまくってるチームをバッタバッタと倒したら、さぞ面白いんだろうなぁ〜なんて思います。でもそのすぐ後には、その純血主義を逆手に取って企業や団体などから『革命税』という名目で資金集めをし、テロや恐喝をする人達がいるのが現状。

***

こういったものを恐れて口をつぐんでしまう選手がほとんどの中、自分や家族や身の回りの人達を案じながらも世の中に知らせていこうとするリザラズやオレゲールの行動。少し考えて「するべき事ではない」と思うのが普通だと思うけど、『いつか必ず物事は変化する』と思うと、「その瞬間が今なのかもしれない」と思うと、彼らの行動には頭が下がりっぱなしになります。

※プロフィールはwikiなのでどうだろ。
その他、多くの個人ブログやHPを引用させていただきました。
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by fenomenoblaugrana | 2007-04-29 20:43 | Fútbol四方山話

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